3ヶ月に1度は定期検診を受けましょう
こんにちは!
岩手県盛岡市のマモインプラントクリニックマリオスの理事長高橋衛です。
■孫正義が3カ月に一度歯医者に行く理由
重要
歯が仕事での“活躍寿命”を決める
孫氏を知らない人はいないと思いますが・・・
時価総額約9兆円、最近は中国の大手IT企業アリババに投資した20億円が含み益8兆円を超えるとも言われるソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏。
彼が健康面で人一倍気を使っているのは、歯。世界中を飛び回り、VIPとの商談が続く多忙な中でも、定期的に3カ月に1度の歯科検診は長年続けているという。
孫氏は、3カ月に1度は歯医者で歯石を除去してもらっています。歯石はどうしてもたまるものです。たまり続けると歯周病が悪化します。また、残存歯数が少ないほど認知症になりやすい。歯周病がアルツハイマーの原因として関与しているという研究も出ています」
引用:PRESIDENT 2019年8月2日号
孫氏がそこまで歯のチェックにこだわっているのは「米国などでは歯並びと白い歯がその人の健康のバロメーターという考え方があるからです。彼はサプリメントでバランスよくビタミンを摂取していたし、好んで飲んでいたのもフランス製のミネラルウォーター・ペリエでした」
(ウェブメディア「マネー現代」より引用)
歯医者さんに行こう!
ココがポイント
健康寿命を伸ばし、高騰する医療費削減の実現には、定期的な歯科検診が重要です。
定期的な歯科健診を全く受けていない方と年に3回以上の定期健診を受けている方では医科の年間医療費が9万円少ないことが分かりました。
また、回数も1回よりも3回の方が医療費が少なくなっています。
「医療費が少ない」ことは「病気になりにくい」ということです。皆さんも歯科健診を受けて健康に過ごしてください。
歯科医師会では、毎年40歳以上の人を対象にお口の健康と医療費に関する 調査を行っており、その最新の結果では、歯の本数が20本以上あった人に比べ、0~4本の人の年間医療費 は約190,000円高かったことが分かりました。
虫歯を予防することが大切です。
日本人の約9割が虫歯にかかっています。虫歯とは、歯の表面についたプラーク(歯垢)に棲むミュータンス菌が酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。こうして虫歯になっていきます。
たった1本の虫歯からすべての歯を失うことになることがあります。
虫歯一本からすべての歯を失うプロセス
- 虫歯になった
- 歯を削る
- 歯に詰め物をする
- 詰め物の隙間から菌がはいる
- 虫歯が再発
- さらに歯を削ることに
- 大きな詰め物をする
- 詰め物の隙間からまた、菌が入る
- 虫歯が神経まで達する
- 神経を抜く
- 被せものをする
- 歯根が弱くなり歯が抜ける
- 両隣の歯を支えにブリッジで補う
- 健康だった両隣の歯に負担
- 両隣の歯が虫歯になり抜ける
- 部分入れ歯を入れる
- 歯が弱りさらに失っていく
健康な歯を保つために、定期的な検診をしてください。
虫歯になると歯はもとに戻ることはありません。予防歯科の考え方は近年、浸透してきましたが、まだまだ虫歯になってから歯医者に行くという方が大半です。
歯の本数が多いほど認知症発症が少ない
歯数・義歯使用と認知症の関係が明らかになってきました。
新常識
認知症とものを噛む力の関係
認知症予防や進行を遅らせるために重要視されている「お口の健康」
お口の健康から考えていく認知症予防。
歯や口の機能と認知症の直接的な因果関係は、医学的にはまだ証明されていません。しかし、さまざまな研究報告から、歯や口が認知機能と深いかかわりがあるがわかってきました。
左の図は歯の残存数が20本以上ある人と、歯がなく義歯(インプラントや入れ歯など)もつけていない人とでは、認知症になるリスクは1.9倍と大きな差が見られたのです。また、広島大学の研究でマウスを使った遺伝子操作でアルツハイマー型認知症を発症したマウスを、「奥歯を抜いた群」「歯がそろった群」に分けて比較したところ、歯を抜いたマウスのほうが学習能力、記憶能力があきらかに低下したと報告されています。
認知症と歯の本数の関係が明らかになってきました。100年ライフを楽しく過ごしていただくために、もし、むし歯や歯周病、事故などなんらかの理由で歯を失った場合、そのまま放置せずに、早いタイミングでインプラントで歯数を増やしてください。
インプラントやAll-on-4(オールオンフォー)で歯数を増やすことで、入れ歯(義歯)よりもしっかり噛めるためより快適に生活ができます。