歯がない状態を放っておくと
起こりうる3つの恐怖
01
他の歯に負担がかかり…
健康な歯もボロボロになってしまう
咬合崩壊が起こります
歯は絶妙なバランスによって
状態を保っています!
そのため、1本でも歯を失うと
お口の崩壊が始まります。
-
抜けた歯を補うために
他の歯に負担がかかる歯を失うと、うまく咬むことが出来なくなり、片方の歯でばかり咬んでしまう(片咬みとなる)ため、咬み合わせのバランスが崩れてきます。 片方の歯に負担がかかり、健康だった歯も失い、負の連鎖が始まります。最終的には崩壊してしまうこともあります。
-
失った歯の両隣の歯が
傾いてくる歯はお互いに力を掛け合うことによってその位置を保っています。
しかし、歯が抜けてしまうと、その両隣の歯は支えてくれる歯が無くなってしまい、徐々に内側に傾いてきます。また、これをそのまま長期間、放置しておくとさらに傾いた歯の横の歯も同じように傾いてきます。
健康な歯を守るためには
「インプラント」が最適です
歯を補う方法
-
ブリッジ
歯がない箇所の両隣の歯を削って土台にし、3つ連なった歯をかぶせる。
健康な歯を削る必要がある
-
入れ歯
歯がない箇所の両隣の歯に金属の留め金をつけて、取り外し可能な人工の歯を留める。
健康な歯に負担をかける
-
インプラント
歯がない箇所に人工の歯(インプラント)を埋め込む。
健康な歯を削ったり
負担をかけることがない!!
歯がない状態を放置せずに、
早めに歯を補うことで、
残された歯も健康に保つことができます!
また歯がない箇所を補う方法は
色々ありますが、
健康な歯を守るためには、
インプラント治療が最適です。
02
歯がないところの骨が痩せてしまう
顎骨の形が変化し、顔貌にも影響します
歯は、左下図のように「歯槽骨(しそうこつ)」という骨によって支えられています。
歯を抜けた状態で放置しておくと、歯が無い部分の歯槽骨が減ってしまうのです。
歯が抜けると・・・
-
1
歯が抜けた状態。
歯がなくなり凹みができてしまいます。 -
2
骨の周りの歯肉が伸びて、
抜けた後の凹みの表面が覆われます。 -
3
凹みの中で骨が修復されていきます。
凹みの底の骨はだんだん増え、
凸の一番高い骨は減り、
凹みがだんだんと浅くなります。 -
4
歯槽骨の突起が半分くらいに減ってしまいます。 減り方は個人差があります。また、突起の減り方は内側(舌)と外側(頬側)で異なります。
上顎の場合は外側の骨が痩せ、下顎の場合は内側の骨が多く痩せます。
歯がない状態を放置すると、
骨の変形はもちろん、
顔貌にも影響します。
骨が痩せることを防ぐには
「インプラント」が最適です
歯を補う方法には、「入れ歯」「ブリッジ」「差し歯」「インプラント」などがありますが、 骨が痩せることを防ぐためには、インプラントが最も有効的です。 入れ歯やブリッジは表面に歯を被せるだけで、骨に直接作用することがないため、骨は痩せていしまいます。
骨が痩せてしまうと、難しい
インプラントオペが必要に!?
早めの対処が重要です!
当院では骨が薄くなってしまい、インプラント治療が困難な場合は「ザイゴマインプラント」で治療を行うことが可能です。
日本国内でも『ザイゴマインプラント』による治療が可能な歯科医院が非常に限られているのが現状です。
この他にも骨を増やす骨造成手術をおこなってからインプラント治療をすることもありますが、治療期間や体への負担を考えるととても大変な治療になります。
そうならないためにも歯がない状態を早めに治療することが大切です。
03
歯がないとしっかり噛めない
健康寿命に影響
- 歯がない
- 歯が悪い
- 義歯が合わない
上手く噛めなくて咀嚼機能が低下
軟食を好む・丸呑みになる
糖質編重でエネルギー過多または
低栄養状態になる
生活習慣病
糖尿病 高血圧 糖質異常症
メタボリックシンドロームなど
寝たきりの生活、認知症
このように、しっかり噛めないことは、
健康寿命が短くなる可能性が
高いのです!!
歯の現存数が19本以下の方は、
20本以上の方と比較すると
要介護になりやすい
「歯数・咀嚼能力」と「要介護認定」との関係について、65歳以上の健常者4,425人を対象とし、4年間要介護認定状況の追跡調査を行った結果があります。
ハザード比1.21で歯が19本以下では20本以上と比較して要介護になりやすい結果となっています。
ハザード比1.47で余り噛めない人は何でも噛める人と比較して要介護になりやすいという結果となりました。
この結果は、歯数と咀嚼能力が健康寿命に関与していることを示唆するものと考えられます。
しっかり噛めない状態だと
要介護になるリスクが
1.4倍以上
歯数、咀嚼能力と
要介護認定との関係
- 対象:65歳以上の健常者(4,425人)
- 要介護認定状況の追跡期間:4年間
- 歯が19本以下では20本以上と比較して要介護になりやすい
- 余り噛めない人は何でも噛める人と比較して要介護になりやすい
歯数、咀嚼能力と要介護認定との関係
(Aida J,et al.:Association between dental status and incident disability in an older Japanese population,J Am Geriatr Soc,2012 1)より引用)
table. 2 Relationships among the number of teeth, masticatory ability, and care grade
引用:小宮山貴将:地域高齢者の現在歯数,歯科受診と要介護認定との関係:東北大学大学院研究科加齢歯科学分野,平成26年度提出東北大学博士論文.
また別の研究結果でも、70歳以上の834人を対象に地域高齢者の「現存歯数と要介護認定のリスクとの関係」について研究し、20歯以上、10 ~ 19歯、1〜9歯、0歯の4群で解析した結果、要介護認定のリスクは20歯以上の群と比べて、現在歯数の多い群から少ない群へと順に1.4 ~ 1.5倍に上昇することを報告しています。
歯の現存数が19本以下の方は、
20本以上の方と比較すると
転倒が多い
過去1年間に転倒経験のない65歳以上の健常者1,763人を対象とし、3年後に過去1年間2回以上の転倒の有無を調査した結果があります。
その結果、歯が19本以下で義歯を使用しない人は、20本以上歯を有する人と比較して転倒のリスクが2.5倍高くなることが示されました。
また、歯が19本以下でも義歯を入れることにより、転倒のリスクを抑制できる可能性も示されました。
この調査結果より、咬合支持と全身の運動機能との関連が示唆されたと考えられます。
しっかり噛めない状態だと
転倒のリスクが
2.5倍以上
20歯以上の者を1とした場合のオッズ比
- 対象:過去1年間に転倒経験のない65歳以上の健常者1,763人
- 3年後に過去1年間2回以上の転倒の有無を調査
- 歯が19本以下で義歯を使用しない人は、20本以上歯を有する人と比較して、転倒のリスクが2.5倍高くなることが示された
- 歯が19本以下でも義歯を入れることにより、転倒のリスクを抑制できる可能性も示された
歯数と転倒の関係
(Yamamoto T,et al.:Dental status and incident falls among older Japanese:a prospective cohort study,BMJ Open,2012 4)より引用)
fig. 2 Relationships between the number of teeth andfalls
歯の現存数が19本以下の方は、
20本以上の方と比較すると
認知症になる確率が高い
残存歯数と認知症に関して、65歳以上の健常者4,452人を対象とし、4年間の認知症認定状況を追跡調査した結果があります。
その結果、生活習慣に関わらず、歯が殆どなく義歯を使用していない人は、20本以上歯を有する人と比較して認知症発生のリスクが1.9倍高くなることが示されたという報告があります。
しっかり噛めない状態だと
認知症のリスクが
1.9倍以上
認知症になっている人の割合(%)
- 対象:65歳以上の健常者4,452人
- 認知症認定状況の追跡期間:4年
- 生活習慣等に関わらず、歯がほとんどなく義歯を使用していない人は、20本以上歯を有する人と比較して認知症発生のリスクが1.9倍高くなることが示された
残存歯数と認知症
(Yamamoto T,et al.:Association Between Self-Reported Dental Health Status and Onset of Dementia:A 4-Year
Prospective Cohort Study of Older Japanese Adults from the Aichi Gerontological Evaluation Study(AGES)Project,Psychosomatic Medicine,2012 7)より引用)
しっかり噛める機能を取り戻すためには
「インプラント」が最適です
義歯(入れ歯)と
インプラントの比較
どちらが脳を活性化させる?
有床義歯とインプラントを比較してどちらが脳を活性化させるのか、fMRIを用いてガムチューイングによる大脳皮質の活性化に関する極めて興味深い研究を行った結果があります。
その結果、有床義歯(部分用義歯)群では 健常歯群と異なる活性化パターンを示したのに対し、部分床義歯をインプラントによる固定性補綴に置き換えた群では健常歯群とほぼ同様の活性化パターンを示したこと、扁桃体(違和感や不快感に関与)は有床義歯をインプラントによる固定性補綴に置き換えた場合には応答しなかったことなどが報告されています。
インプラントは、
自分の歯とほぼ同じぐらい
脳が活性化される!!
自分の歯>入れ歯
自分の歯=インプラント
しかも
インプラントなら違和感や
不快感もほぼありません
どちらがよく噛めるようになる?
食品粉砕力
3種類の補綴装置による
食品粉砕力の比較
従来の可撤性義歯に比較して、インプラント補綴装置群は有意に咀嚼機能が向上します。またインプラント固定性義歯はIODに比較し有意に咀嚼機能が向上します。
咬合力と食品粉砕能力
-
入れ歯
-
マグネット式の
入れ歯 -
インプラント
インプラント治療では
確実に咀嚼機能回復が期待できます
脳血管血流量増加や
口腔周囲筋の増大など
抗オーラル・フレイル効果が
期待できます
健康寿命を伸ばすためには、しっかり
噛めるようにすることです。
そのためには歯がない状態を
放置しないことが大切になります。
健康寿命を伸ばすためには
インプラントが有効な治療法です!
インプラント治療を行ってしっかり噛めるようになり、今まで食べれなかったものが食べられるようになり逆に食べ過ぎによる生活習慣病を患う方もいらっしゃいます。
そうならないためにも、マモインプラントクリニックでは、インプラント治療後の食事指導も行います。
インプラントを入れた後も、患者様が健康でいられるようにサポートしていきます。