インビザライン

マウスピース矯正インビザラインってどうなの?

投稿日:2019年5月25日 更新日:

こんにちは!
岩手県盛岡市のマモインプラントクリニックマリオスの理事長高橋衛です。

小さい頃は気にしていなかったのに、最近テレビを見ていて、芸能人で歯並びが良くなったりした方などを見て、矯正を検討している方も増えていると思います。実際、近年は大人になってから歯の矯正を始める方が増えています。大人になって歯の矯正を始める場合には、やはり目立たない方法を希望される方が多く、その中で支持されているマウスピース矯正インビザラインとは実際どうなんでしょうか。今回は、マウスピース矯正インビザラインについてまとめてみました。

インビザラインとはなにか

インビザラインは、アライナーと呼ばれる着脱可能な透明なマウスピースを用いた歯列矯正方法です。1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社により開発されて以来、これまでに600万人以上がインビザラインでの矯正を行っています。日本では2006年にインビザラインによる治療が開始されました。2019年の3月には永久歯の割合などの条件がありますが、早ければ6歳から治療を始められるインビザラインファーストという物が登場しましたが、それまでは、元々インビザラインは、永久歯に対する矯正が前提とされていましたので、これまでインビザラインによる矯正治療を受けたほとんどの方は大人になってから矯正を開始しています。

インビザラインのメリット

透明なマウスピースを使った歯科矯正

 

インビザラインの最大の特徴はアライナーと呼ばれる「透明な」マウスピースを使った歯科矯正方法という点です。透明なマウスピースを使うインビザラインの場合、矯正器具をつけている事自体気づかれることがありません。矯正中もビジネスの場や人に合うことの多い大人になってから矯正を始める場合、目立たないという事は大きなメリットであると言えます。

着脱可能なマウスピース

インビザラインは、簡単に取り外すことが可能です。マウスピース型の歯科矯正器具なので、食事や歯磨きの際など、ご自身で簡単に取り外すことが可能というメリットがあります。ワイヤーの場合は歯ブラシが行き届かず、ワイヤー周りの磨き残しがあったり、食べかすがワイヤーに挟まって取れにくかったりなどのなどのデメリットがありましたが、インビザラインの場合はそのような心配はありません。歯科矯正中も矯正前と同じように、歯磨きを行えるため虫歯になりにくいというのもメリットです。また、この他にもどうしても取り外しておきたい場面で取り外す事ができるというのはメリットだと言えると思います。

痛みが少ない

インビザラインは一般的なブラケット(ワイヤー)を使用しての歯科矯正よりも痛みが少ない場合が多いというのもメリットの一つです。ブラケット(ワイヤー)を使用した歯科矯正の痛みの原因は、歯に設置する装置と歯を動かすためのワイヤーが取り付けられているためです。装置やワイヤーが口の中の粘膜を傷つけることで痛みが発生したり、口内炎ができるなどの状況が起こりやすくなります。他には、矯正治療によって、歯が動くことによりかみ合わせが変化し、一部の歯に強い負荷が掛かり痛みを感じたりします。また、ワイヤーを調整した日などは、かなりの痛みが発生する場合がありますが、インビザラインの場合は、微妙に形の違うマウスピースを一定期間ごとに取り替えて少しずつ歯を動かしていきますので、一度に大きな負荷が掛かりにくい様になっているため、痛みは少ない傾向にあります。

金属アレルギーでも治療可能

プラスチック製の矯正器具なので、今まで金属アレルギーの影響でブラケットに よる矯正ができなかった方も、安心して 治療を受けられます。金属アレルギーの方にはとても大きなメリットであると言えます。

通院回数が少ない

ワイヤー治療の場合、ワイヤーの調整などのために約1ヶ月に1度の頻度での通院が必要となりますが、インビザラインを用いての歯科矯正の場合、約2ヶ月に一度の通院頻度で済むケースが多く、通院の負担が軽減されます。大人になるとなかなか通院の時間が取れないという方も多いと思いますので、通院の負担が軽減され、無理なく続けられるのは大きなメリットの一つです。

インビザラインのデメリット

装着時間を守らないと治療期間が長くなる

インビザラインでの歯科矯正は1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。取り外しができないワイヤーと違い、着脱可能なマウスピース矯正の場合は自己管理する必要がります。装着時間を守れないと、矯正期間が延びたり最悪の場合は矯正結果に影響が出ることもあります。

歯の表面にアタッチメントをつける場合がある

インビザラインならマウスピース以外何もつけないと思われている方もいらっしゃいますが、効率的に矯正を行うために、アタッチメントをつける場合もあります。アタッチメント自体は、1mm前後の小さいものでほとんど目立ちませんが、完全に何もつけなくても良いというわけでないという点はデメリットと言えるかもしれません。

インビザライン治療が行えない場合もある

インビザラインは、ブラケット治療に比べると矯正できる症状の範囲が狭いというのがデメリットになります。希望しても症状によってはインビザラインでの矯正で効果が見込めない場合もあります。

まとめ

インビザラインは見た目に目立たないだけではなく、痛みが少なかったり、取り外しが可能であったりなどのメリットの多い矯正方法だと言えます。大人といえども痛いのは嫌ですし、お仕事などで忙しければ極力手間は省きたいと思います。そういうニーズに答えてくれる良い矯正方法だと言えます。

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