今さら聞けないインプラントとは?
こんにちは!
岩手県盛岡市のマモインプラントクリニックマリオスの理事長高橋衛です。
歯を失った際の治療は、今までですと入れ歯(義歯)、ブリッジでしたが、第3の治療法として、インプラントが注目されています。
インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。歯が無くなった所に埋め込む人工歯根もインプラントの1つです。正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と称されます。
インプラント(implant)とは、本来「埋め込む」という意味の言葉です。
インプラントは第2の永久歯
インプラント治療とは?
ポルトガルのパウロ=マロ(Dr.Paulo Malo)が開発し提唱しているインプラント治療法。
歯科の世界では人工歯根のことをインプラントといい、インプラントを埋め込んで、天然の歯と同じように機能させる治療をインプラント治療といいます。
失った歯を補うこれまでの治療法は、残っている歯や顎に大きな負担がかかるものでした。
これに対しインプラントは、天然の歯と同様に顎の骨に直接支えられます。
歯がない部分の顎の骨にチタン製のネジのようなもの(インプラント)を埋め、それを土台にして人工の歯を装着する治療法であり、すでに30年以上前から行なわれています。
1本の歯を失った方から、すべての歯を失った方まで幅広く対応することができる治療法です。
インプラント治療はどんな仕組み?
インプラント治療は、歯肉の下の骨の中にインプラント(インプラント体)と呼ばれる人工の歯の根を埋め込んで、その上にかぶせ物(人工の歯)をすることによって歯をおぎなう治療法です。そのため、インプラントは「人工歯根」といわれることもあります。
歯が1本だけない場合や数本の歯がない場合、すべての歯がない場合、また前歯がない場合、奥歯がない場合など、「歯がない」という場合にもいろいろなケースがあります。
インプラント治療は、これらほとんどすべてのケースに対応できる治療法となります。
ココに注意
インプラントと天然歯の構造比較
インプラントのメリット
インプラントには、こんなメリットがあります
自分の歯と同じようにお使いいただけます。
ブリッッジ治療と入れ歯のデメリット
インプラントの治療の流れ(2回法)
インプラントの治療期間は本数やお口の状態によって違いますが、インプラント体が骨と結合するのに3~6カ月かかります。
その後、頭出し手術を行い、治癒を待ってインプラント体に人工歯冠を装着します。
インプラントについてのよくある質問
Qインプラントの材質は何?
Aインプラント材質としては、主にチタンあるいはチタン合金が使用されています。
Qインプラント治療のデメリットは?
Aインプラントを埋入するための手術を受ける必要があリます。
そのため、治療期間が長いことや治療費が高額であることが挙げられます。
Q インプラント治療の費用は?
通常のインプラント治療には健康保険が適用できません。
自費診療となりますので、治療費は高額になります。
ただ、下記の場合においてインプラント治療に健康保険が適用されることになりました。
最近外傷や腫瘍等の病気で顎骨を失った場合
その部位に骨移植をおこなって再建した場合
先天的に歯や顎骨を欠損している場合
Qインプラント治療は痛くないのでしょうか?
インプラント埋入手術の際には、歯を抜いたり歯を削ったりする時に使用する局所麻酔を使用します。
麻酔によって楽に手術を受けることができます。手術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔効果は一定時間しか持続しません、手術後には鎮痛薬(痛み止め)を服用していただきます。術後の痛みは、症例によって異なりますし、痛みの感じ方の個人差もありますが、通常の場合、鎮痛薬を数回服用する程度で、痛みは次第に治まると思いますす。