盛岡市のマモインプラントクリニック 理事長の高橋衛です。
インプラントのデメリットを調べていると、「ごく稀にぐらついてしまうことがある」という情報に当たることがあります。
確かにぐらつきや抜け落ちが発生する可能性もあり、「手術が怖い」と感じてしまうこともあるでしょう。
今回は、インプラントのぐらつきについて解説します。
万が一ぐらついたときには速やかに歯科医院へ相談することが必要ですが、ぐらつきの原因も学びながら、予防していきましょう。
インプラントがぐらつくのは何故?
まずは、インプラントがぐらつく理由を知っておきましょう。
歯科医院が原因でもあれば、生活習慣が原因になることもあり、予防のヒントを見つけておくことが大切です。
インプラント周囲炎に罹患しているため
インプラント周囲炎に罹患すると、インプラントの周辺組織が炎症を起こしてしまいます。
歯周病と同じく細菌に感染していることが原因ですが、炎症のスピードが非常に早いことが特徴です。
手術後すぐに感染してしまった場合、骨吸収の進行も早くなるため、気づいたときには重症化していることも少なくありません。
歯周ポケットから膿が出るなど、ぐらつき以外の症状が進行するケースもあるため、早期の受診が必須です。
被せ物の部分(上部構造やアバットメント)が不備を起こしているため
インプラント体に乗せた被せ物の部分(上部構造やアバットメント)が不備を起こし、ぐらついてしまうケースもあります。
ねじの緩みが原因であることが多く、病気ではないため比較的スムーズに修正できます。
しかし、後で締め直せばいいからと放置してしまった場合、気づかないうちに噛み合わせが悪くなってしまうこともあるため、こちらも早期に受診するのがよいでしょう。
喫煙・飲酒・刺激・歯ぎしりなどの生活習慣があるため
喫煙・飲酒などの生活習慣や、辛味の強い食べ物によるダメージ、転倒による刺激、歯ぎしりや食いしばりなど歯に負担のかかる行動が原因となり、ぐらついてしまうことがあります。
手術後は喫煙と飲酒を避け、なるべく安静に過ごしましょう。
また、歯ぎしりの癖がある場合はインプラント治療の前に相談し、対策を考えておく必要があります。
インプラントそのものを長持ちさせるためにも、細心の注意を払っておきましょう。
インプラントがぐらついてしまったら
万が一インプラントがぐらついてしまったら、気づいた段階で速やかに歯科医院を受診します。
「ぐらついているような気がする」程度の軽い症状や、少しでも不安がある場合でも、受診しておいた方がよいでしょう。
何もなければひとまず安心して経過観察を続けられます。万が一重大なトラブルが隠れていたときは早い治療が肝心となるため、どちらにもしても受診しておくことが大切です。
インプラントのぐらつきを予防する方法
最後に、インプラントのぐらつきを予防する方法を紹介します。
なるべくリスクを低く抑えるためにも、再受診などの手間を削減するためにも、改めて学んでおきましょう。
信頼できる歯科医院を選ぶ
インプラント治療に詳しく、実績・経験共に豊富な医師がいる歯科医院を選べば、人的なトラブルは防げます。
細菌への感染を予防するため、無菌レベルの高いオペ室を保有している歯科医院を選ぶのもよいでしょう。
手術後のメンテナンススケジュールをしっかり組み、マメに経過観察してくれる歯科医院であれば、万が一のトラブル時にも早期対応ができます。
まずは慎重に歯科医院を選び、納得の治療ができるよう意識しておきましょう。
治療後の注意点をよく聞いておく
治療後の注意点をよく聞き、飲酒・喫煙など禁止事項をよくチェックしておきましょう。
また、歯ブラシやうがいなどダメージとなる可能性のあるケアをどうするか、食事や運動はいつから再開していいか、細かい質問をしておくことも大切です。
歯科医院によってはあらかじめ指導してくれるケースもあるため、ノウハウのある歯科医院を選ぶのもおすすめです。
まとめ
インプラントのぐらつきには、さまざまなリスクが隠されています。
治療実績や万全の設備を持つ歯科医院を選定し、治療後のメンテナンスも視野に入れながら計画を立てることが予防の第一歩となるでしょう。
マモインプラントクリニックでも、こうしたインプラントのぐらつき対策を十分にした治療を導入しています。
岩手県盛岡市で患者様が通いやすい歯科医院を目指し、夜7時までの診療、土曜日・祝日も診療と安心の体制を整えております。
盛岡駅前すぐの立地も通いやすさのポイントです。
痛みや腫れに配慮した治療を心掛けておりますので手術への怖さがある人でも、まずはお気軽にご相談ください。