インプラント

インプラントかブリッジで迷ったら

投稿日:2019年5月25日 更新日:

こんにちは!
岩手県盛岡市のマモインプラントクリニックマリオスの理事長高橋衛です。

もしも歯を失ってしまった場合、失った歯を補う方法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどがあります。今回はブリッジとインプラントのそれぞれの特徴と費用についてまとめて見ました

歯を失ったままにすることは危険

歯が抜けたままの状態を放置すると歯全体に悪影響があります。

失った歯の両隣の歯が倒れてくる

歯と歯は互いに力を掛け合うことで位置を保っていますが、1本抜けると、その両隣の歯は片方の支えを失います。そのため、抜けたスペースの方に少しずつ移動してしまう場合があります。また、両隣の歯が抜けたスペースの方へ移動してしまうと、さらに、その隣の歯も支えが弱くなることになり、連鎖的に動いてしまう場合があります。

反対の歯が伸びる

歯を失った場合、それまで失った歯とか見合っていた上下の反対側の歯が伸びてくることがあります。

仮に下の歯を1本失ってしまったとした場合、反対側の上の歯は、下の歯との間に空間ができてしまうため、それまでのように、上下の歯が咬み合う刺激がなくなります。そうなると、その空間を埋める様に上の歯が伸びてきます。ただしこれは実際に歯自体の長さが伸びるわけではありません。歯根が歯肉から出てきてしまっている状態です。最悪の場合、上の歯まで抜けてしまう場合もあります。

歯を失ってしまったら出来る限り早めに治療を行うようしてください。

ブリッジ治療

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を削り、両隣の歯が土台となり橋をかけるようにして人工歯を固定する方法です。失った歯が1本から3本と少ない場合に使用可能です。固定式なので入れ歯等に比べて異物感は少なく、見た目もある程度自然で、噛む力などの機能面や噛み心地などの感触においても、ご自身の歯と近いです。ブリッジの寿命は約7~8年と言われています。治療期間はインプラントと比べると比較的短くすみます。

デメリットとして、土台となる健康な歯を大きく削る必要がある点が挙げられます。仮に失った歯が1本の場合、それまで両隣の歯を含めて3本で負担していた歯にかかる負荷を、両隣の2本のみで負担することになるため、土体となった歯に負担がかかり将来的に、土台となった歯が悪くなるリスクがあります。

また、固定式のため清掃がしにくくなる。歯のない部分の骨が食べ物が詰まりやすくなるなどのリスクが挙げられます。

費用面においては、保険適応の治療も多く、保険内であれば自己負担は2~5万円程度が目安になるかと思います。

インプラント治療

インプラント治療は、人工歯根(インプラント)、支台部(アバットメント)、人工歯の3つのパーツからなります。

体に馴染みやすいチタン製の人工歯根(インプラント)を顎(あご)の骨に埋め込み、インプラントと支台部(アバットメント)を固定して人工歯をかぶせます。

失った歯の数は1本からすべて失った場合も対応可能です。装着による違和感はほとんどなく、見た目も自然で、かむ力や、噛み心地は、ご自身の歯と比べても遜色ありません。

インプラントを顎の骨に埋め込み独立しているため、ブリッジや入れ歯と違い他の歯に負担を掛けることはありません。機能面や審美性、装着後の他の歯も含めた健康面などで見ると一番優れた治療法であると言えると思います。

寿命は10年残存率が90%以上ですので、ほとんどの場合10年以上問題なく使用出来ています。40年以上問題なく使用できたケースもあり適切なメンテナンスを行えば長期間に渡って使用できると思います。

デメリットとしてはやはり費用面です。保険が適応出来ないケースが多いため、費用面でのご負担が高額になります。1本あたりの目安は50万~60万円ほどになるかと思います。

他には治療期間が比較的長めになってしまうことなどが挙げられます。

アンケート調査

歯を失ってしまった場合に、どのような治療を希望するか、全国の20代~50代の方を対象にしたアンケートの結果がでています。

入れ歯やブリッジなどの保険適応可能な治療、機能面や審美性に優れ、他の歯へ悪い影響を与えないなどのメリットが有る半面、費用が高額になってしまうインプラントまで、皆さんはどの治療をしたいと考えているか、生の意見をチェックしてみましょう。

 

結果は、3分の1以上の方がインプラントと回答しました。入れ歯やブリッジ治療を選択した2倍近いのかたがインプラントを選択しているようです。

世代別集計結果

費用や安全面に不安を抱く方が多い一方、経験者からは「納得」の声もあり

歯を失った治療に関する意識調査では、意見が大きく分かれました。最も多くの方から選ばれたのは「インプラント治療」安全面やコストで不安を訴える意見もあったものの、治療経験者のポジティブな意見も散見され、広くインプラント治療が浸透している現状が浮き彫りとなりました。反面、選んだ方が最も少なかったのは、保険適用の「入れ歯」治療。外科手術が必要なインプラント、天然歯を削るブリッジに抵抗のある方が、消極的に選択したと言えそうです。ブリッジについては、見た目の美しさが得票の要因かもしれません。

出典

まとめ

いかがでしたか。やはり総合的に考えるとインプラント治療のほうが良いと言えるかもしれません。アンケート結果を見てもインプラント治療を望まれている方が多いようです。しかし、アンケートのコメントにもあるように費用面や安全面での不安からインプラントを避ける意見も聞かれました。インプラントかブリッジ治療か迷っている方の参考になれば幸いです。歯を失った際は出来る限り早く治療を行うことが大切です。ご自身の状況やご希望にあった治療を歯医者さんと相談してみましょう。

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