矯正治療で顔が変わる？変化が出やすい部位と注意点

目次

• 矯正で顔立ちが変わる仕組み
• 特に変化が現れやすい部位
• 顔つきが変化するまでの期間
• 気をつけたい変化もある
• 顔以外にも得られる嬉しい変化
• すべての人が顔つきに変化が出るわけではない

マモインプラントクリニック　マリオスです。
矯正治療で顔の印象が変わると聞いたことはありませんか？歯列矯正は歯並びを整える治療ですが、それによって口元や輪郭に変化が現れることもあります。
顔全体のバランスが整うことで、見た目に自信が持てるようになる方も多く見られます。
今回は、矯正によって生じやすい顔の変化や、注意すべきポイントについて詳しく解説します。
治療を検討している方にとって、判断材料となる有益な情報をお届けします。

矯正で顔立ちが変わる仕組み

歯列矯正では、歯の位置が正しい場所に移動することで顎の位置や筋肉の使い方に変化が起こります。
こうした変化が顔全体のバランスに影響し、すっきりと整った輪郭に見えることがあります。
出っ歯や受け口といった不正咬合が改善されると、口元が引き締まり、横顔のラインも美しくなりやすくなります。
また、噛み合わせの左右差が改善されることで、顔の非対称が目立ちにくくなることもあります。
矯正治療は、見た目と機能の両面にアプローチできるのが大きな特長です。

特に変化が現れやすい部位

顔つきの中でも特に変化が起こりやすいのは、口元、あごのライン、頬の輪郭、そして横顔のシルエットです。
上の前歯が前に出ているケースでは、歯列が整うことで唇の突出感が軽減され、Eラインが整いやすくなります。
下顎が前に出ていた場合も、矯正によってフェイスラインが滑らかになり、印象がやわらぐことがあります。
さらに、歯ぎしりや食いしばりの癖が矯正により改善されれば、咬筋の発達が緩和され、エラ張りが目立たなくなることもあります。

顔つきが変化するまでの期間

矯正による顔つきの変化は、徐々に進行するため、短期間で劇的に変化するわけではありません。
一般的には、治療開始から半年〜1年ほどで、フェイスラインや口元に変化を実感し始める方が多いです。
矯正治療の全体的な期間は通常2〜3年で、その間に少しずつ自然な変化が起こります。
また、治療後には保定装置（リテーナー）の使用が不可欠で、後戻りを防ぎながら整った状態をキープすることが大切です。

気をつけたい変化もある

矯正治療によって得られる顔の変化は多くの場合望ましいものですが、中には注意すべき変化もあります。
前歯を過度に後退させると、唇の張りが失われ、ほうれい線が目立ちやすくなることがあります。
また、不適切な抜歯や計画のない治療を行うと、人中が間延びして見えるなど、顔全体の印象が変わるリスクもあります。
理想的な仕上がりを実現するには、事前の精密検査と治療ゴールの明確な共有が不可欠です。
経験豊富な矯正歯科医としっかり相談することが成功のカギです。

顔以外にも得られる嬉しい変化

矯正治療の魅力は、見た目の改善だけにとどまりません。
歯並びや噛み合わせが整うことで発音がしやすくなり、滑舌の改善が期待できます。
しっかり噛めるようになるため、食事の効率が上がり、胃腸への負担軽減にもつながります。
さらに、歯磨きしやすい環境になることで、虫歯や歯周病の予防効果も高まります。
審美面だけでなく、機能面でも多くの恩恵が得られるのが矯正治療の大きなメリットです。

すべての人が顔つきに変化が出るわけではない

矯正治療によって顔の印象が変化することはありますが、すべての方に劇的な変化が起こるとは限りません。
変化の程度は、もともとの歯並びや骨格、噛み合わせの状態によって異なります。
また、部分矯正のように限定的な治療では、見た目に大きな変化を感じにくいこともあります。
顔つきの変化を期待して矯正を始める場合には、事前に担当医とよく相談して、現実的なゴールをすり合わせておくことが大切です。
矯正の目的は見た目だけでなく、機能改善も含まれることを理解しておきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

監修者

高橋 衛 | Takahashi mamoru
岩手医科大学歯学部卒業後、岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座入局し、
医療法人 高橋衛歯科医院設立 理事長就任、MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS 開設

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