マモインプラントクリニック マリオスです。
歯ぐきからの出血は、多くの人が経験する口腔トラブルの一つです。
歯磨きや歯間ブラシを使った際に起こりやすいですが、その原因はさまざまで、適切な対処が必要です。
今回は、歯ぐきの出血に関する主な原因や効果的な予防法、そして治療について詳しく説明します。
歯ぐきから出血する主な原因
歯ぐきからの出血の一番の原因は歯周病です。
歯周病は、歯と歯ぐきの間に溜まったプラークが炎症を引き起こすことで発生します。
このプラークは細菌の塊で、放置すると硬化して歯石となり、さらに炎症が進行して出血が頻発するようになります。
また、正しい歯磨き方法を守らないことも原因です。
硬い歯ブラシや過剰な力でのブラッシングは、デリケートな歯ぐきを傷つけ、出血を引き起こします。
このように、毎日の口腔ケアが不十分だと、歯ぐきの出血リスクが高まります。
栄養不足が歯ぐきに与える影響
ビタミンCやビタミンKが不足すると、歯ぐきからの出血を招くことがあります。
これらのビタミンは、コラーゲンの生成や血液の凝固において重要な役割を果たします。
不足すると、歯ぐきが弱まり、出血が起こりやすくなるのです。
また、栄養バランスが乱れると、免疫力が低下し、口腔内の健康状態が悪化しやすくなります。
結果として、歯ぐきが損傷しやすくなり、出血の頻度が高まるため、栄養バランスの取れた食事が重要です。
日頃からビタミンやミネラルを意識して摂取することが、歯ぐきの健康維持につながります。
薬剤による歯ぐき出血のリスク
特定の薬剤、特に抗凝固薬や一部の抗生物質は、歯ぐきからの出血を引き起こすことがあります。
これらの薬を長期間使用すると、血液の凝固が抑制され、出血しやすい状態が続く可能性があります。
また、薬の副作用によって、歯ぐきが炎症を起こしやすくなることも考えられます。
もし薬剤が原因で出血が生じていると感じた場合は、早めに医師や歯科医師に相談し、リスクを管理することが大切です。
さらに、慢性疾患を抱える方は、全身の健康状態が口腔内にも影響を及ぼすことがあるため、定期的な健康チェックが必要です。
ホルモンバランスの変動と歯ぐき出血
ホルモンバランスが変わる妊娠期や思春期、更年期は、歯ぐきが敏感になりやすく、炎症や出血が増える傾向があります。
ホルモン変動により歯ぐきの血流が増加し、炎症が悪化することがあります。
特に妊娠中は、ホルモンの急激な変動が歯ぐきに影響を与え、出血リスクが高まります。
こうした時期には、いつも以上に丁寧な口腔ケアが重要です。
ホルモンの影響を受けやすい時期でも、適切なケアを続けることで歯ぐきの健康を保つことができます。
歯ぐき出血を防ぐためのケアと予防
歯ぐきからの出血を防ぐには、日常的な口腔ケアが欠かせません。
柔らかい毛の歯ブラシを選び、優しい力で丁寧にブラッシングすることが基本です。
また、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、専門的なプラークや歯石の除去を行うことも効果的です。
さらに、栄養バランスを考えた食事を心がけ、ビタミンやミネラルを十分に摂取することで、歯ぐきの健康をサポートできます。
日々のケアに加え、歯科医院でのプロフェッショナルなチェックを受けることで、歯ぐき出血のリスクを最小限に抑えることができます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
高橋 衛 | Takahashi mamoru
岩手医科大学歯学部卒業後、岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座入局し、
医療法人 高橋衛歯科医院設立 理事長就任、MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS 開設
【所属】
・日本歯科医師会
・岩手県歯科医師会
・盛岡市歯科医師会
・歯科医師臨床研修指導歯科医
・岩手県保険医協会
・日本口腔外科学会
・日本口腔インプラント学会
・EUROPEAN ASSOCIATION FOR OSSEOINTEGRATION
・AMERICAN ACADEMY PERIODONTOLOGY
・岩手医科大学歯学会
・デンタルコンセプト21 会員
・日本歯科東洋医学会
・JIADS Club 会員
・P.G.I Club 会員
・スピード矯正研究会 会員
・床矯正研究会 会員
・近代口腔科学研究会 会員
【略歴】
・岩手医科大学歯学部卒業
・岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座入局 勤務
・「高橋衛歯科医院」開設 勤務
・「MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS」開設 開業
盛岡市で評判・インプラント治療なら
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住所:岩手県盛岡市盛岡駅西通2丁目9−1
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