台風10号で被害を受けられた方々へ

2016年8月、今年最強クラスの台風10号が、観測史上初めて東北を直撃しました。岩手県、青森県、北海道は、強風や大雨、河川の氾濫などにより大きな被害を受けました。
この台風で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた全ての方々に対して心よりお見舞い申し上げます。
8月は異例の多さの台風が日本に上陸しましたが、9月の台風シーズンにも気をつけなければなりませんね。

天気が悪いと歯が痛くなる人、歯がうずく人がいらっしゃいます。
天気と体調には深い関係があるのは、間違いないのですが、歯科医師の観点から今回、お話ししたいと思います。

実は、体調に影響を及ぼすのは天気は関係なく気圧の変化です。
では歯が痛む事はあるのでしょうか?

長時間、飛行機に乗っていると歯が痛む事があります。
飛行機の機内は、常に地上よりも20%低い気圧に保つように設計されています。
歯痛は上顎洞とよばれる鼻の両サイドにある空洞部分の内圧が増す事で、歯の神経を刺激するために起こるものとされています。
実際に歯が問題があるわけでなく、歯が痛いと感じてしまう事もあるのです。

ですから、気圧の低い台風がきたら、歯が痛くなる事は、確かにあると思います。
歯の中には、歯髄と呼ばれる神経があります。歯髄があるところは、空洞になっており、この歯髄腔の中の気圧は、普段は外の気圧と一定になるように保たれております。

虫歯、根っこの治療を放置したり、化膿して急激な気圧の変化があれば、気圧の差が生じてしまいます。
気圧が低くなれば、歯髄腔の中の気圧が高くなってしまい膨張しようとし、痛みにつながる可能性があります。

気圧の変化でお口の中はこの様な状態になるのです。
それが、痛みを伴うものもありますが、なんとなく違和感を伴う場合もあります。
雨や台風の日に頻繁に歯が痛んだり、お口の中に違和感が生じたら、一度、当院を受診してみて下さい。
台風で雨が続く前に歯科検診を受ける事をおすすめします。

歯科医師 金俊介

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