定期的に歯科検診を受けましょう。。。

こんにちは。
高橋衛歯科医院の歯科技工士、泉山です。

毎日ちゃんと食後3回歯磨きをしていても虫歯になることがままあります。

1938年にアメリカの歯科医師W.A.プライス博士という方が書いた「食生活と身体の退
化~未開人の食事と近代食、その影響の比較研究~」という本があります。
この本では、当時未開の地であったアラスカに住むイヌイット(エスキモー)や、ニ
ュージーランドで未開の土着人であるマオリ族など、多くの未開人の食生活と健康につ
いて書かれています。
その地ならではの食生活、例えばイヌイットであればアザラシやクジラ、魚などの生
肉を主食とし、マオリ族であれば魚介類やイモや根菜などを食べるなど、その頃の未開
人は皆きれいな歯をしていたそうです(当時のマオリ族は世界中の種族の中でも最高の
歯と身体をもっていると言われていたそうです)。

しかし白人が移住してくるとともに西洋の近代的な食文化が入り込み、先住民も砂糖
や軟らかい食べ物を食べ始めるようになった途端、虫歯や歯周病に悩む人、歯並びの不正排列が増えたそうです。

それまで歯について悩みのなかった未開の地には歯医者もいなければ歯の痛み止めの
薬もありません。さらには歯科治療ができないことで痛みが長引き、その痛みに耐えかねて自殺する人もいたそうです。

この事より、近代的な食生活が、歯や口腔内に対して理想的ではないことがわかりま
す。そして、食生活の変化は口腔内の変化にとどまらず、発がん率の増加など全身的な影響を及ぼすに至っています。

こういった未開の地に及ぼした近代的な食文化の影響についての比較、研究が80年も
前になされていたのです。
わが国でも開国以来、近代的な西洋の食文化が少しずつ入ってきて、戦後GHQの占領下
に置かれてから食を含めライフスタイルが一変しました。
戦後、日本人の発がん率、現代病、増加の一途をたどっていますよね。

歯の話しではないのですが、こんな話があります。
江戸時代の飛脚は約400キロの距離を60時間以内に荷物を届けるように義務付けら
れていたそうです。
そしてそんな飛脚の食事はというと1日2回、握り飯と少しの漬物だけを食べていたそ
うです。現代ではとても考えられない体力があったのです。
そもそもこのような食事は当時、飛脚に限ったことではなかったようですが。ところ
がその姿を見た西洋人が肉を食べたほうがもっと力が出るだろうと、
飛脚に肉を食べさせたところ、力が出るどころかいつもよりも早くにバテテしまい、
以前の食生活に戻してほしいと飛脚から懇願されたそうです。

現代日本人は昔では考えられないくらい肉食になりました。飛脚が今の食生活を見た
らたぶんビックリしてしまうのではないでしょうか。
また、食のグローバル化が進み、国内に居ながらにしてさまざまな国の料理を味わえ
ますし、テクノロジーの進歩により生活もどんどん便利になりライフスタイルもどんどん移り変わっています。

本当の意味で理想的な食生活やライフスタイルとはどういったものなのでしょうか。

例えば、私は歯科技工士という仕事柄、1日に8時間以上も座った状態で仕事をしてい
ます。仕方のないことなのですが、これは本来ヒトのあるべき状態ではないですよね。自分で運動できる時間を見つけて、少しでも体を動かさなければなりません。
食を含めたライフスタイルを以前の日本人、ひいては昔のヒトから今一度学ぶ必要が
ある気がしてなりません。

とういことで現代人の食生活と、虫歯や歯周病のリスクは切っても切れないので、
ぜひ定期的な検診にいらしてくださいね。スタッフ一同お待ちしております!!

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